母、昨日金曜日に再入院したのであります。 いえ、悪化したからではなく、治療のため。 抗癌剤の投薬第１回目です。 昨日、入院したのは朝。 私は付き添いができませんので、伯母が付き添ってくださいました。 私は仕事があるので、夜おそおそですが、様子を…

しばらく実家に住まわせていた長男ですが、 この度の母の（彼にとっては祖母の）病気に至り、 独立させることに。 先日から部屋を探させて、学校近くのマンションに住まわせることに。 本人的には、居心地の良かった祖母宅を離れる寂しさ半分と、 一人暮らし…

19日にならないと、詳細、もしくは主治医の考え方は分らないのですが、 このたび大手術を受けた母の今後は… 今持ってる知識で言えば、長くもっても５年。 今現在は、傷を癒すのに一生懸命で、本人も、これから どんどんよくなって行くのだ、そう思ってるのだ…

母のことがあるので、先週からずーっと実家を拠点にしていて、 先週は半分お休みしてたのだけれども、 今週からは、神戸の実家から出勤しているのである。 私一人だけそうしても良かったんだけれども、 やはり、”単身赴任”はよろしくないであろうということ…

母の退院後の様子をみるために…というか、 さまざまな身の回りをしばらくはやってあげたいので、 月曜日から１週間、実家からの通勤をしてみることに。 今まで十数分の通勤時間が１時間になるわけで、 帰ってからも食事や家事をすることになるわけで、 相方…

母が入院してから９日目、 手術からは７日目の今日、 母は退院した。 ホントは一昨日でもよかったんですよぉ、退院は。 脇の下から乳房の下まで、20cmくらい切っての大手術なのに。 昨日、飲み屋のおばちゃんにそう言ったら、 まぁ〜なんと！医学の技術は進…

播腫。 それは、原腫を中心に、まるで種をばら撒いたように、 ナパーム弾のように、小さな癌の種があっちこっちに広がる 最悪なパターンの腫瘍。 転移というのは、リンパ腺を通じて、血液に乗って全身に回っていくのだが、 播腫は違う。 手近かなところに、…

突然、母の闘病記になってしまった。 でも、一応、今回の顛末を書くしかないね。 一昨日は母の横で十分起きに起こされていた私だが、 朝の６時には起床。 母の顔色も、ほとんどいつも通りに。 時折、傷辺りの痛みや、吐き気、ふらつきを訴えるものの、 午前…

美しかった手。力強がった手。小さな私の手を引いて、デパートに連れて行ってくれた。その手が今私の手の中に。小さく、しわだらけのそれでも血の通った温かい手が、弱々しく握り替えしてくる。大人になってから始めて握るその手は、ベッドの中に。一晩中握…

一晩中、眠れないでいた。ようやく顔色も戻った母は、 体温にも温かさを取り戻している。母の手。点滴の管が痛ましく、 体のあちこちにも管が食いついている。 子供の頃には、この手にしっかりとぶら下がっていた私。 あの手が今、ベッドに横たわる老いた体…