日本癌楽会美術作品展。

6月27日、28日と、
日本癌楽会というボランティア団体による
美術作品展が開催されました。
これは、神戸を中心に、
癌患者とその家族や遺族たちによる
さまざまな趣味の作品などを一同に集めての展示会。
母も、生前、Sクリニックから紹介されて、
これに出品するために、編み物作品を懸命に作っていました。
最後に作ったのが、以前このブログで紹介した毛糸のショール。
その他、ブローチや靴下、ベストなど、
ベッドの中で編み出した作品の数々を、
クリニックに預けて、展示に加えていただきました。




展示会は、中途半端な趣味作品などはひとつもなく、
みんな立派な作品ばかり。
母が生きていて一緒に見にいけたなら、
さぞかし感銘し、喜んだ事だと思います。
会長のNさんとも出会いましたが、
この人もまた癌患者だそうで、
50歳のときに、癌患者のみならず、
広く一般の人々に、癌という病気のことを知ってもらい、
それぞれの癌予防にも役立つ事も見据えて、
この会を始めたそうです。
私ははじめて知った会なのですが、
この先、いつか協力できるようなことが出来たら…
そう思いながら帰ってきました。