眠り姫。

先週金曜日よりワゴビタール座薬を定期で入れるようになってから、
母の眠りは断続的になった。
ワゴビタールは、長時間作用する催眠剤
目覚めて痛がるよりも、眠り続けた方が本人の希望でもある、
そういう判断ではあるが、こう眠り続けていられると…
これがまさに、セデーションということなのだろうが、
その薬を入れ続ける担当としては、精神的にかなりきつい。

起きていて欲しいし、話がしたい。声が聞きたいのに。
耳は聞こえていると言うが、話しかけても反応しないほど
眠りは深い。
時にはかすかに反応があるが、
ほとんどリアクションのない母に話しかけていると、
かえって寂しさが広がってきて、話しかけることは出来なくなる。
でも、痛みを避けるためには、こうするしかないの。
私がどうにかなってしまいそうです。