六甲病院からの帰還。

12日間の入院を終えてようやく念願の帰宅を果たした母は、
入院前て違って、もう痛みを訴えなくなっていた。
吐き気もない。
食事だけが心配だったが、家族と食べたら食べられるかも?という期待通り、
随分食べてくれるようになった。だが、まず、足が言うことをきかない。
階段を上るどころか、トイレに行くのも不安げだ。
それよりもさらに困ったことに、なんだか疑心暗鬼になっている。
なんで入院したんかな?
何度説明しても首を傾げる。
なんだか病院や医師の策略で入院させられたような感覚。
そうではないと説明しても、納得いかない様子。
それと、あまりにも多い薬のことが把握出来ないという。