低空飛行。

昨日はよくなったかのような値だった血圧は、
今日も100前後と、妙によい。
けれども、皮膚の色は落ち、
夕べのうなされ方は、”呻吟”といわれる
低下しているときに起こりがちなもののようで、
また痰も絡むのが多く、
脈拍も速い。
ワゴビタールとレンドルミンのおかげか、
朝からちっとも目を覚まさず、
全体としては、また悪い兆候。

ここ数週間のこんな状態を”低空飛行”と呼ぶらしい。
低空飛行の中で、あがったり、さがったり。

母は、眠るために生きているのか、
死に向かうために眠っているのか。