社交ダンス。

退院3日目。
私は、どうしても必要な仕事で、午前中をYちゃんにまかせて、出社。
無事用事を終えて、帰宅。
帰ると、ちょうど、F看護師とYケアマネージャーが見えてて、
F看護師が、いろいろと処置をしてくれているところでした。
トイレを済ませて、
身体を拭いて、
着替えて、
床ずれになりかけてるところの処置をしてるところへ、
S院長もやってきました。
問診、母の様子を見ていただき、今後の方針を確認。

今のベッドでは床ずれの可能性が高いので、
リビングに置いてある介護ベッドに移動することに。

足腰の立たない母を、一部屋移動するために、
私が前から抱きつくように抱えて、
みんなに横からサポートしてもらって。
母の全体重を脇から支えて、私は後ろ向きに、
母は前向きに移動。
部屋から部屋へ、十数歩をゆっくりと移動して、
介護用ベッドに到着したとき、母が
「ダンスみたいやなぁ・・・」。
ほんまに、ダンスみたい。
S先生も、この言葉には感心。

苦しくなってなお、こうして楽しい言葉を発する母。

その後、皮下注射を追加してもらい、
Yケアマネージャーとも軽く打ち合わせて、
午後いちばんのイベントは終わった。

皆が帰られてしばらくすると、来客。
昨夜、私がメールで母の状況を知らせた私の従姉妹のヤッちゃん
(昨年亡くなった母の姉の娘)が、お嫁さんを引き連れて、
心配して来てくれた。

彼女も癌で母親を亡くしてまだ数ヶ月。
だから、痛みも苦しみも知っているから、
母の容態を心配し、また、一緒に泣いてくれた。

夕方、母の友人である徳島のMさんとOさんにも
母の容態を知らせた。
Oさんは、晩方メールしてきて、
母の様子を見計らって、電話で話をさせてみるが、
ほとんど何もしゃべれなかった様子。

さらに、夜には、私の長男も姿を現した。

母、午後と晩に、昨夜と同じポトフのスープを
結構食べてくれた。