遺稿。

母が、「最後の挨拶に使って下さい」と書き残した手紙。
喪主である兄が、喪主挨拶時に読み上げました。

この町のみなさん、ありがとうございました。
私は、この土地に産まれ、そして静かに散って行ける事を誇りに思っています。
波あり谷あり、涙あり笑いあり、いろいろな人生ではありましたが、
やさしい夫に出会い、とても良い子供を授かり、家族共、思い出はその時々にたくさんあり幸せいっぱいでした。
そして今、この地で最後を送れた事は、私にとって、これ以上の幸せはないと、皆様に感謝申し上げます。
私をこの世に送り出してくれた母親に感謝を、お世話になった方々にありがとうと言いたいです。
子供達家族が幸せに感謝と、ありがとうの心を忘れず日々を過ごしてくれる事に私は喜びを感じます。
この町が増々発展し、住み良い町として成長されり事を心よりお祈りし致します。
感謝と、ありがとうの言葉を残して行きます。私の気持ちです…
皆様長い間本当にありがとうございました。感謝申し上げます。